北村透谷の造語から
2012-12-11


前にも書きました([URL])が、北村透谷はこちら小田原の産まれです。
 知らなかったのですが、柴田武の本を読んだら、「情熱」は北村透谷の造語、という説が出ています。英語の「passion」の和訳、だそうです。
 確かに「情熱」は漢文ではあまり見かけず、「passion」は中国語だと、一般的に「熱情」で訳されたりします。
 「熱情」は、一応日本語でも使われますが、語意の範囲が微妙に狭くなっていて、使う場面が違うような気がします。

 「平和」と「和平」も似ていますが、どちらかと言えば、中国語の「和平」は日本語の「平和」に近い場合が多い印象ですが、どうでしょうか?

 「木材」と「材木」、「解読」と「読解」、「栄光」と「光栄」...逆にして、意味が似て非なる熟語が、日本語にかなりあります。中国語でまた多少意味やニュアンスが違っていたり、なんだか混乱してしまいます。
[読書・本]

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