2010-03-16
YouTubeでゼニヤッタ(Zenyatta)のレースを漁って、いろいろ見ました。約半年ぶりのレースになっていたMilady Handicapや、並み居る男馬を大外から悠々と抜き去ったBreeders Cupとか、いや、まったく凄い馬です。
いつも最後方で死んだふり?にしながら、必ず最終コーナーでは怒濤の捲りを見せます。直線で苦もなくライバルたちを交わしてしまう様を見ると、言葉を忘れ、溜息が出るばかりです。
圧巻の追い込みはディープインパクトと双璧だと言えるかも知れませんが、我が国の英雄はどちらと言うと小柄な牡馬、ゼニヤッタのほうはグラマーな巨体を持つ雄大な牝馬、イメージはだいぶ違います。
去年、史上初の牝馬によるブリーダーズカップ・クラシック制覇を達成して、一度は引退式までやったはずですが、結局引退が撤回され、今年も現役続行になりました。この前の土曜日(2月13日)のG1サンタマルガリータ・ハンデは、今年の初レースでした。
この映像も見ました。
前半はお馴染みの最後方のポジション。いつものように最終コーナーで進軍を開始し、直線ではちょっと前が詰まるシーンもありましたが、その不利も意に介さず、わずかな隙間に突っ込んでは、先行各馬を弾き飛ばすように先頭に躍り出る。そこで歓声と拍手が沸きあがり、ブリーダーズカップ同様、中継アナウンサーは「アン・ビ・リー・バ・ブル!」の驚嘆を漏らしました。
これでデビューから15連勝ですか、どこまで続くのやら。レイチェルアレクサンドラも強い馬に違いないですが、ゼニヤッタだけには太刀打ちできないだろうと、そんな気がしました。
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