【レース予想】2007宝塚記念
2007-06-24


今週は夏のドリームレース、宝塚記念です。

 年によって出走メンバーのレベルが千差万別なレースで、
 去年のディープインパクトやビワハヤヒデの年など、一点豪華主義になるケースもあれば、メジロパーマーやマヤノトップガンの年など、春シーズンに活躍した馬たちの故障や回避で、寂しい状態になってしまうケースもあります。


 タマモクロスとニッポーテイオーの年のように、春の天皇賞馬と安田記念馬が激突するのを楽しむ、というのは本来ほぼ最良なケースですが、今年はそれ以上に百花繚乱です。

 いや、参戦してきたこの春の天皇賞馬メイショウサムソン、安田記念の勝ち馬たダイワメジャー、いずれもすでにG1を何勝もするようなチャンピオンホースで、調子を崩したという話もなく、人気を分け合うのが本来当然なんですが、2頭を抑えて前売りで単勝1番人気に支持された3歳馬がいました。
 いうまでもなく、牝馬として64年ぶりのダービー馬となったウオッカであり、ダービー馬の参戦は、ネオユニバースに次ぐ2頭目です。

 さらに今年の春、ドバイで、シンガポールで、国際G1を勝って名を挙げたアドマイヤムーンとシャドウゲイトも出走してきます。
 待って、去年の有馬記念でダイワメジャーとメイショウサムソンに先着し、無敵のディープインパクトに次ぐ2着に入ったのはポップロックではないですかと、人が言います。
 されなら、去年の牝馬チャンピオン・カワカミプリンセスだって、つい半年前は最強馬候補であって、巻き返しがあって不思議ありません。
 なんとダービー馬だけでなく、ダービー2着の牡馬代表アサクサキングスも出てきます。

 去年はディープインパクトで、だれもが仕方ないと見る大本命がいました。
 今年は、特に穴狙いでなくても、見るポイントによって、印が全然変わってきそうです。


 さて、どの馬が一番強いか、比較が難しいなのは重々承知のうえ、国際クラシフィケーションで言えば、日本馬のなかで最も高いポイントを取っているのは、おそらなくアドマイヤムーンで間違いないでしょう。
 去年の後半から成長しており、直前の調教でも大変調子の良いところを見せているので、一応の本命に据えておきます。

 メイショウサムソンは速い脚で勝つイメージがやや薄いですが、勝負根性は抜群で、距離もこれぐらいが最適かと思えます。

 錚々たる出走馬のなかでも、ウオッカは、ことスケールの大きさに関しては、古馬のチャンピオンたちをも凌駕しそうです。言われているように、斤量は恵まれています。あえて心配点をあげるなら、ここ宝塚記念は本当に本来の目標だったか、命いちのダービーを走って調子落ちがないかです。
 それと、古馬との初対戦では、よほどの名馬でもなぜか星を落としてしまう、というジンクスです。

 ポップロックとダイワメイジャーは、もしかしていまの日本馬のなかで最も安定して、コンスタントに好走できる2頭かも知れません。
 ここでもたぶん大崩はしないので、点数が増えてしまいますが、抑えておきます。

 カワカミプリンセスは好きな馬で、休み明けのマイル戦だった前走より、2走目の適距離となる今回は、大幅な上昇も見込めます。
 但し一方で、難しい牝馬は一度大敗すると、完全に持ち直すのはもうちょっと時間がかかるような気がします。狙いは次走、だと見ることにしました。


 ◎ アドマイヤムーン
 ○ メイショウサムソン
 ▲ ウオッカ
 △ ポップロック
 △ ダイワメジャー
[競馬予想・レース回顧]

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