コメント(全4件)
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花うさぎ ― 2011-05-04 13:44
こういう怠け者の屁理屈は、他人事として見ている分には楽しいですね。
自分の夫や商売先がこういうことを言ったなら、即座に張り倒してやりたくなるかもしれません。
後のない状況にあるようにも見えて牧歌的なのは、借り先が危ない人たちではないことと、危ない妻を持っていないためかもしれませんね。
花うさぎさん、照れ隠しなのか、もしくはあえて笑い飛ばそうとしていたかも知れません。
内田百閧ヘ一時期、陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学の3カ所で教職を勤め、またすぐれた文学作品をいろいろ書かれ、本当はただの怠け者ではないと思います。
危ない人からかどうかはわかりませんが、知り合いからだけでなく、高利貸しにも行っているので、一筋縄には行かなかったのでしょう。貧乏のくせに贅沢だと非難されて、大体云われたとおりだと思う、と応じたところ、甘えはあったかも知れません。
元は古い作り酒屋の出で、幼少時にオルガンを買ってもらったり、琴を習ったりと、それなりに家は裕福だったと思います。それが十代の中ごろに家業が傾き、ついてにお父さんも亡くなり、成年する前にすでに高利貸しの借金を背負ってしまったようです。長く借金暮らしをしていたので、どこかに慣れというのもあったのでしょうね。
花うさぎ ― 2011-05-07 08:23
そうなんですよね。ウィキペディアで見てみると、なかなか華麗な経歴ですね。そのどの部分で、こんな生活をしていたのだろうと思いました。晩年のあたりでしょうか。
花うさぎさんのコメントを見て、僕もウィキペディアを見ました。生涯を通じて金銭的に恵まれなかったのは、たぶんその通りです。「父・久吉死去。実家の志保屋倒産」とありますが、お父さんが亡くなる前にすでに酒税の未払いで当局から査封されたり、ちょっと前から酒屋の家業がうまく行かなかったようです。
「借金の大元の原因は明らかにされていない」とありますが、病気のせいで看護婦を雇ったら、家族の人々が次々と病気になって手放せなかったところから、だと読んだことがありますが、たぶんそれだけではないでしょう。戦火などいろいろありましたが、贅沢だと非難されても否定しないところ、金銭感覚は普通ではなかったかも知れません。
しかし、息の長い作家生活を送ったためもありますが、改めて作品の多いことに気付きました。
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