絵の中の姿

コメント(全4件)
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花うさぎ ― 2009-06-02 09:28
>寝たきりの君を治療のために
山につれていった
君を肩にしょいながら
舟で川を渡り
山を越えた

これはいったいどういう状況なんでしょうね。
歌詞に感心するというよりは、身体能力に感心してしまう。

>幸せになるには
繊細すぎる心を持ってた

今思うと笑ってしまうことですが、私は思春期のころ自分のことをそう思っていたんですよ。
そのころ、シルビア・プラースの「ベルジャー」(当時は「自殺志願」という書名でした)を読んで、その主人公のように自分も若くして破滅するであろうとなぜか確信したのです。
だけれど、私は案外図太い人間だったらしく、その後、普通に就職して、結婚して、母となって、ふてぶてしいおばさんになりました。

たいていの場合、そんなものじゃないかなと思うのですが、本当に繊細な人というのもどこかにいるんでしょうねえ。
T.Fujimoto ― 2009-06-03 00:33
花うさぎさん、こんばんは。
「浮生六記」に基づくことを、作者はHPなどに書いていますが、実際の歌詞は「浮生六記」の話とは違っていて、インスパイアされている程度かも知れません。
病気の妻(陳芸)を背負う場面と言えば、巻三「坎〓記愁」の、「芸出巷数十歩, 已疲不能行, 使嫗提灯, 余背負而行。将至舟次, ......」のあたりでしょうか。

シルビア・プラースは、寡聞にしてまったく知らないですが、「自殺志願」のタイトルとは、あまり穏やかではないですね。
人生のなかに、しかし、そういう激情に浮沈する時期は確かにあるかも知れません。
その多感な時期をどのように過ごして乗り越えたか、あとの人生観、心のよりどころが決まるような気がしなくもないです...
なのはな ― 2009-06-06 10:47
Fujimotoさん、こんばんは。
Ayuoさんという音楽家のことは知りませんでしたが、音源を聞いてみると、とても独特な雰囲気を醸し出す歌を作っている方なんですね。この人、すごい!(笑)
静かな夜にヘッドフォンで聞けば、異世界にどっぷり浸れそうですね。
中原中也さんの詩をベースに、女性が歌っている数曲が特に好きです。九番<都会の夏の夜>と14番<東京祭り>。

>幸せになるには
繊細すぎる心を持ってた

う〜ん、なかなか鋭い歌詞・・(笑)
T.Fujimoto ― 2009-06-08 07:43
なのはなさん、おはようございます。
この方、音と色の関係のワークショップとか、実験的な音作りにも精力的で、プログレという言葉が似合うミュージシャンですね。

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