2008-11-26
いまさらですが、UFC91のランディ・クートゥア vs ブロック・レスナー戦を見ました。
久々の金網復帰でしたが、ランディ・クートゥアは相変わらずの大人気で、ブロック・レスナーは完全にヒール扱いされてしました。
しかし、この試合に勝利して新チャンピオンになったのは、ブロック・レスナーのほうでした。
ブロック・レスナーは、ある意味で不思議な人です。
短大在学中は元々レスリングのNJCAAチャンピオンでしたが、学校のレスリング部が消滅してしまったためにミネソタ大学に編入すると、そぐにNCAAのチャンピオンにもなりました。
2002年プロレスのWWE入りすると、同年8月にザ・ロックを破って早くもWWEの統一チャンピオン・ベルトを手に入れました。
2004年にWWEを退団してアメフト最高峰のNFLに挑戦し、試合出場は果たせなかったが、トライアウトを経て一度はミネソタ・バイキングスに入団したほどです。
2005年は日本でプロレスに復帰して、いきなりIWGPヘビー級王座を手にしたが、翌年に防衛戦をドタキャンして王座を剥奪されました。
2007年、今度は総合格闘技(MMA)に参戦を果たし、2008年からUFCに参戦することになりました。今回のランディ・クートゥア戦はUFCでのわずかに3戦目ですが、それに勝利してまたもいちはやく、MMA老舗UFCのヘビー級チャンピオンになりました。
ブロック・レスナーは、体が大きく、抜群の身体能力に恵まれています。
なにをやってもすぐに頂点に手が届き、うまく成功してきた人生ではありますが、どうもいままでは1つのことに専念できず、歴史に残る名チャンピオンにはいま一歩です。
MMAではいまのところ、まだ巷でこの勝利フロック視している向きがあるようですが、この世界に長く留まり、真のチャンピオンになれるか、これからが見物です。
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