【観戦記】2008 K-1 WORLD MAX チャンピオントーナメントFINAL8
2008-07-09


帰宅がちょっと遅れて、途中からテレビ観戦となりましたが、K-1 MAXらしい、良い試合が多かったようです。

 とりわけ、ブアカーオ・ポー.プラムックにKO勝ちした佐藤嘉洋は、いくら褒めても褒めたりないぐらい、素晴らしい頑張りを見せました。従来からの武器であるローとニー以外、あきらかに胸囲が大きくなったように、パンチ力も向上したように思えます。あの長身だし、対戦相手には脅威だと思います。
 元王者のブアカーオを倒したのは金星だと言われますが、もしかして金星だと言えないほど、佐藤自身が世界の頂点に上り詰めたのかも知れません。

 準決勝で佐藤嘉洋と対戦することになった魔裟斗も、実に素晴らしいファイトを見せました。ドラゴは難敵だと思いましたが、魔裟斗は技術もスピードもスタミナも、すべての面で相手を凌駕していました。パンチの多彩さ、キックとのコンビネーション、ため息が出るほど、ファイターとして完成の域に近づいてきたような気がします。
 魔裟斗がもっともマークしているのは、去年のチャンピオン、アンディ・サワーであるようですが、その前の佐藤との準決勝も、ヘビー級の日本人対決とはひと味違う、真にクラス最上級の激しい闘いが見られそうです。

 K-1 MAXに60キロ級の試合が組み込まれたのは、特筆すべき点でしょう。
 今回、テレビでの放送時間は短いものでしたが、大月晴明や大宮司進などキックボクシングでお馴染みの名選手も出場してきて、よかったと思います。こちらも日本人の強い階級(それ以上にタイ人の強い階級ですが)で、マッチメイクがちゃんとできれば、今後盛り上がると思います。
[格闘技]

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