2007-11-30
朝、出勤前にNHKのニュースをつけたら、高級チョコレート「ゴディバ」の製品に金属の異物が混入されているのが見つかり、商品の回収をしている、というニュースが流れていました。
いま調べたら、ゴディバ・ジャパンのホームページ上にも、「お詫びとお知らせ」で出ています。
ニュースそのものには、それほど興味があったわけではないですが、NHKのニュースで読まれて、改めてやっぱり「ゴディバ」だったのか、と気付かされました。
実は、だいぶ前に、友人との雑談でこのチョコレートの話が出てました。
話題そのものは失念しましたが、たぶん海外出張のお土産はなにかいいか、というような話の流れで、職場若い方で「ゴディバのチョコレートがいいじゃないか?」という声があがったかと思います。
その場で、「それを言うなら、ゴダイバでしょう。」と余計なことに、僕が訂正してしまいました。
僕は、この「GODIVA」は、ずっと「ゴダイバ」と読んでいました。
ゴダイバ夫人とピッピングトムの話は有名ですし、チョコレートの包装紙などに描かれた図案は、どう見ても、馬に跨った裸のゴダイバ夫人をモチーフにしたように見えたためです。
ところが、その場では「なるほど」と納得してくれた同僚が、翌日になって、「調べたら、社名はゴディバ・ジャパンとして正式登録されているよ」と、わざわざ教えてくれました。
聞けば、日本の消費者の大半は、Godivaを「ゴダイバ」や「ゴダイヴァ」ではなく、「ゴディバ」と読むであろう、との予測に基づき、社名を決めたんだ、という説が有力だそうです。
本当に消費者に分かりやすい名前だと思ったのでしょうか?
僕は決して「原音主義」ではなく、むしろ翻訳に正確な発音は求められないだと考えているほうですが、このケース、すでに聖書やほかの書籍に「ゴダイバ夫人」と通訳されていたものを、無理にローマ字読みさせるのも、どうかなと思います。
ゴダイバはただの英語読み、ゴディバのほうが原音に近い、という見地の元に、悪しき慣習を変えようとするなら、別ですが。
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