オークスの予想が的中し、前日の金鯱賞も人気馬の組み合わせながら本線で仕留めたところ、苦節19年、大器晩成、ようやく馬券のコツなるものを掴めたかと、ついつい錯覚してしまいました。
どうやら槿花一朝の夢に過ぎず、早速ダービーでは大外れしてしまいました。
二重丸を付けた本命のフサイチホウオーが引っかかり、対抗に上げたヴィクトリーは大きく出遅れ、穴だと期待しているヒラボクロイヤルはまったく見所がなく、そして、皐月賞で印を打ちながら今度は見切ったアサクサキングスのほうは、苦もなく悠々と逃げていました。
これは、なにかが違う。
すべては見立てと違う流れになっていました。
そのままだと、自分自身にはまるで見所がないダービーになって、ゆえに、これから何ヶ月間もやるせない、救われない気分になってしまうところでした。
苦境から救ってくれたのは、紅一点のウオッカでした。
むろん、馬券は当たっていないですが、一気に爽快な気持ちになりました。
いや、そんな俗物根性を木っ端微塵にしてしまうぐらい、女神はものすごい末脚でやってきたのであります。
上がり3ハロンが33秒ジャストだって、素晴らしいです。
牝馬の日本ダービー制覇は、あの伝説のクリフジ以来だって、素晴らしいです。
「タノニ」の冠号で知られているオーナーは、ウオッカに関しては冠号で薄めず、そのままストレートのウオッカにしてよかったと思います。
胸がすき、ついてに腹まで空いてしまった感じです。
桜花賞の予想(
[URL])で、一番人気のウオッカを対抗に留めたものの、歴史的名馬となる可能性を感じると付け加えたところこそが、本年一番の快心な予想ですな。
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