【観戦記】PRIDE武士道 - 其の十二(2006.8.26)
2006-08-28


久々にスカパーのPPVを見ました。
 日本人選手の頑張りも光りましたが、全体的に見てもレベルの高い、いい大会でした。

武士道挑戦試合その1: ○中村大介 vs 池本誠知×
 いまとなっては珍しくUWF色の強い試合で、それなりにおもしろかったのですが、レベルとしては「挑戦」合格とは言い難い...

武士道挑戦試合その2: △阿部裕幸 vs 松下直揮△
 あまり印象に残っていない試合でしたが、その1の二人よりは実力としては上、だった気がします(^^;)

第1試合: ○日沖発 vs ジェフ・カラン×
 日沖選手はリーチが長い!ローキックなど打撃で相手を上回った。

第2試合: ○青木真也 vs ジェイソン・ブラック×
 青木選手衝撃のPRIDE武士道デビュー!切れ味バツグンの寝技で実力者のジェイソン・ブラックを秒殺。最後の三角絞めは、右から左、相手の手を夾んでの打撃を経て、最後は両手で引き込むようにきっちり締めあげました。
 PRIDEでの再登場がいまから楽しみな選手が出ました。

第3試合: ×帯谷信弘 vs ギルバート・メレンデス○
 帯谷選手の頑張りが光った好試合でしたが、内容としてはメレンデス選手が圧倒していました。メレンデスは打撃も寝技も穴がなく、しかも無尽蔵のスタミナを持っているような感じです。五味隆典選手と戦ってもおもしろいと思います。

第4試合: ○川尻達也 vs クリス・ブレナン×
 ブレナン選手が毒グモのせいで調整不足でしょうか、川尻選手が秒殺で圧勝して高らかに完全復活を宣言しました。

第5試合: ○石田光洋 vs クリスチャーノ・マルセロ×
 ジャッジは石田選手のタックルと上位からのパウンドを取り、3-0の判定となりましたが。マルセロ選手も下からの打撃を放ったり、十字を捉えたこともあり、かなりの接戦だったと思います。

第6試合: ○桜井“マッハ”速人 vs ルシアノ・アゼベド×
 桜井選手の調子がいまひとつでしたが、きっちり勝つあたり、ある意味ではさすが、と言えましょう。

第7試合: ○美濃輪育久 vs バタービーン×
 イージーな相手だったので、美濃輪選手はハッピーなドロップキック2連発からスタートを切りました。しかし、そのあとはあまり遊ぶことなく、きっちり十字で一本を取りました。

第8試合: ○デニス・カーン vs アマール・スロエフ×
 デニス・カーン選手強し。ここまで強くなったとは思わなかっただけにびっくり。もしかしパウロ・フィリオといい試合できるかも、と思わせる圧倒的な打撃とグランドでした。

第9試合: ×長南亮 vs パウロ・フィリオ○
 長南選手に期待しましたが、まったくいいところがありませんでした。パウロ・フィリオはいつものパターンでタックルからマウントへ、最後は十字でサヨナラ。やはり前評判通り、この男がウェルター級トーナメントの本命でしたか?

第10試合: ○郷野聡寛 vs ゲガール・ムサシ×
 ムサシ選手は将来有望な選手に違いないですが、現時点では郷野選手の経験が上回りました。最後の1分ぐらいまではほぼ互角の展開でしたが、そこから腕を取り、ワンチャンスをきっちりものにしました。

第11試合: ×ダン・ヘンダーソン vs 三崎和雄○
 ちょっと予想外の結果でした。三崎選手はダンヘンの打撃を恐れず、最後まで集中力を切れることなく、果敢に打ち合いました。ダンヘンもスタミナ配分を考えるタイプではないので、最後は完全にガス欠になりました。

第12試合: ○五味隆典 vs デビッド・バロン×
 メインは武士道の顔・五味選手の復帰戦。やや慎重な戦い方でしたが、何度目かの寝技の攻防で、バロンのアームロックを防いでバックを取り、それからチョークで一本を奪いました。まずは復活に向け、一応順当に進みました。
[格闘技]

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