コメント一覧: WonderLand

確か少し前に中国の段ボール入りまんじゅうが話題になりましたね。

書物をテーマにした料理といえば、母校の恩師らが中心となって開催していた紅楼夢に出てくる料理を食す会があり、付き合いでそれに何度か行きましたが、
私はどちらかというとそういう「グルメ」にはあまり興味がありません。

こういう食べられないものを食べる話のほうが好きです。
子供のころ、駄菓子屋で「食べる紙」というものを売っていました。
紙自体は食べられないのですが、紙の表面に味がついていてガムのように噛んで捨てるものでした。でも、これを誰も知らないのですよ。幻だったのでしょうか。

花うさぎさん、紅楼夢に出てくる料理を食す会は、前にも書かれましたね。
紅楼夢の話に出る料理は、素材がわかってもその料理方法が不明確、もしくはいい加減であると、つい先日どっかの本で読みました。実家がすでに傾いていた曹雪芹が、実際に食べていないだろう、という意味を込めての書き方ですが、そもそも普通の小説である紅楼夢が、「随園食単」のように事細かく料理の仕方まで記述するほうが不自然です。だとすると、その料理を再現するのも、かなり想像力が必要のような気がしますが...

グルメというか、美食を追求する気力は、僕もそれほどないですが、昔の人が何をどう食べていたかは、とても興味があります。庶民も貴族も、昔の人にとって食うことは現代以上に重要で、それを覗くことで、いろなものが見えてきそうな気がします。

食言而肥、なんとも今の時代にふさわしいエコな話ですね。
みそうづの話、初耳でした。同じ尾籠な話でも、「食言」より「吐哺」のほうがよしとされるんですね。どちらもあまり想像したくないのに。

本を食べたら繊維質が多く取れて、便秘やメタボ解消にいいかもしれませんね。かくいう私は、幼い頃に日めくりカレンダーを１枚、食べたことがあります。餓えてたわけじゃないんですが、あの紙の質感がオブラートみたいで美味しそうに見えたんですよ（いまだに親には内緒です）　結論は言うまでもなくマズかったです。そういえば三度の飯より読書が好きな子どもでした。前世？来世？はやはり紙魚でしょうか。