【馬関係の本】「サラブレッドの誕生 (山野浩一 著)

コメント(全2件)
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tianshu ― 2007-07-11 01:35
こんばんは!

 馬についての引用文を読んで感心しました。

 しかし、冷静になって考えると、本書の中の馬は、すばらしい馬しか指してないのではないでしょうかとおもっています。つまり、作者は、「庸馬」のことをしばらく忘れていたかもしれません。
 馬の世界でも人間の世界でも、「伯楽」に出会うチャンスは均一に与えられるわけではないので、その素質を均一求めることもできないと、勝手におもっています。
 言いたいことはきちんと日本語で表現できるかどうかまだ自信がないまま失礼させていただきました。
T.Fujimoto ― 2007-07-12 00:09
こんばんは。

確かにサラブレッドは競走で速く走れないと、駄馬のレッテルを貼られ、ほぼ例外なく淘汰される運命です。しかし本当に競走に適していないだけで庸馬なのか、世が世なら、優れた耕馬、輸送馬、戦馬になっていたかも知れませんよね。
仰るとおりで、人間も所詮環境や機運に大きく左右されるのは否定できません。しかし、少なくとも現代の人間社会において、人の素質・能力は馬に比べるとより多方面で発揮できるチャンスが恵まれていそうです。
天生我材必有用、「不材之木」はなお「無用之用」があり、例え伯楽に出会えず、世に出れなくとも、心の中では平静でいたいし、妄自菲薄も不要かと思いますね。

それはそれとして、この本で最後書かれているのは、高圧的な力で他人・部下を服従させ、駆使するのは好ましくなく、相手は馬であっても(人間であっても)、誠意を持って接し、互いの利益を考え、きちんとした信頼関係のなかで仕事を完遂すべき、ではないか、と解釈しています。

すみません、真意を汲み取れていないかも知れませんが。

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